大谷翔平選手は、3月15日、新妻とともに仁川空港に降り立ちました。3月20日(水)、22日(木)の今期のMLBドジャースの開幕戦、対パドレス戦に出場するためです。
ダルビッシュ有投手との初対戦が予定される初戦、山本由伸投手の先発が予定される第2戦、私たち日本人にとってはワクワクする開幕2連戦、韓国ソウルシリーズですが、その見どころは?
また、昨年、エンゼルスでホームラン王、MVPを獲得した大谷選手ですが、新天地ドジャースでの今年の成績はどうなるのでしょう? 今年のホームラン数は何本になるのでしょうか?
大谷翔平選手が、3月20日、21日、韓国で開幕戦を迎えます。
大谷翔平選手のドジャースでの公式戦がいよいよ始まります。
大谷翔平選手は韓国でも大人気です。最高の選手で人柄もすばらしいとされています。18日の韓国代表とのエキジビションマッチでは、客席で感染する新妻の真美子さんも話題になりました。
韓国ソウルシリーズでの開幕戦は、3月20日、21日の2連戦です。日本時間の19:07、19:05から試合は始まります。20日はNHK総合、21日はテレビ朝日の中継放送があります。
大谷翔平選手のドジャースとの契約は、昨年12月11日、ドジャースから正式に発表されました。10年間で総額7億ドル(発表時のレートで約1,015億円)という超大型契約です。
それまではエンゼルスでの元同僚、マイク・トラウト選手の12年総額4億2,650万ドルがMLB史上最高額、また、バルセロナ時代のリオネル・メッシ選手の4年総額6億7,400万ドルがスポーツ史上最高総額となっていました。
大谷翔平選手は、昨年までのエンゼルス在籍時、2021年と2023年にア・リーグMVP、いずれも満票での選出で、2度の満票での選出はMLB史上初の快挙でした。
2023年にはア・リーグのホームラン王(44本塁打)を日本人として初めて獲得しています。
また、二刀流の大谷翔平選手は、打者で活躍すると同時に、2022年、2023年と、2年連続2桁勝利を挙げています。2桁勝利と2桁ホームランを2回達成することでべーブルース超えを達成しています。
今シーズンは、オフの右ひじ手術により、大谷翔平選手は打者に専念します。打者に専念した時の大谷翔平選手がどのような成績を残すのか。本当に楽しみです。
大谷翔平出場の韓国ソウルシリーズでの開幕2連戦の見どころは?
20日の第1戦の見どころは、何といっても、大谷翔平選手とパドレスのダルビッシュ有投手との公式戦初対戦です。
両選手は、昨年2月~3月のWBC(ワールドベースボールクラッシク)では、「侍ジャパン」のメンバーとして、日本の優勝に大きく貢献した「元相棒」です。日本球界時代の日本ハムファイターズで、時期的には重なりませんが、背番号11を継承した縁もあります。当時、大谷選手は、目標とする選手として、ダルビッシュ選手を挙げていました。
ダルビッシュ有投手は日米通算196勝、パドレスのエースとして開幕戦に登板します。
オープン戦の成績は、大谷翔平選手が8試合で、22打数11安打、ホームラン2本、打点9、打率5割と絶好調。ダルビッシュ有投手も3試合に先発、9回1/3を投げて、被安打9、失点3、奪三振10、防御率2.89と好調です。両者の初対戦は本当に楽しみです。
ダルビッシュ投手は、1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマンのMVPトリオ「ベッタニマン」を含む、強力なドジャース打線を相手にすることになります。ただ、ダルビッシュ投手はドジャース戦に強いとのデータがあります。12試合に先発、通算防御率2.38、92奪三振という成績で、最も抑えている球団の様です。ドジャースの中では、3番を打つとみられるフリーマンがダルビッシュ投手を打っているようです。
(20日の試合結果/試合後記載)
注目されたダルビッシュ有投手と大谷翔平選手の初対戦は、1勝1敗でした。
1回の初対決はショートゴロ、3回の対決はライト前の痛烈なヒットでした。1回の打席は、初球で内角直球のボール球、内角を意識させ2ストライク後の4球目の外角の変化球で凡打、3回の打席は、外角高めの直球を痛打という結果でした。
なお、この打席では、ヒットの前の3球目、大谷選手はライトポール際へ超特大のファールを打ちました。打球速度は191.8キロで大谷選手史上最高記録とのこと、今年もそのパワーが進化していることが確認できました。
大谷選手はオープン戦以来の好調を持続。また、3回の出塁後、盗塁を決めています。走塁練習の成果か、走塁の技術も進化しているようで、本当に「40本、40盗塁」、いや、MLB史上初の「50本50盗塁」を狙えるかもしれません。
ダルビッシュ有投手は、3回にフォアボールで満塁のピンチをも変えましたが、結果は1失点(自責点0)とまずまずの成績、70球を超えた4回で降板、2人の対戦は2回だけでした。
試合は8回に大谷選手のタイムリーもあり一挙4点、5対2でドジャースの逆転勝ちでした。
ダルビッシュ投手の球数を重ねさせ、早めに降板させる戦略が奏功した模様で、リリーフ投手から、相手エラーもあり、大量点を奪いました。
21日の第2戦の見どころは、何といっても、ドジャースの山本由伸投手のMLBデビューです。
山本投手は、日本球界では3年連続投手4冠王、山本投手とドジャースの契約は12年間で総額3億2,500万ドル(発表時のレートで約463億円)。 二刀流の大谷選手の10年総額7億ドル(約1,015億円)は下回りますが、MLBの投手としては史上最高総額、契約期間も投手史上最長となっています。
山本投手はオープン戦ではあまり結果を残していません。あくまで、開幕に向けた調整過程ということでしょうから、それ程気にする必要はないと思いますが、MLBデビュー戦となる21日の登板で、その真価を見せて欲しいと思います。
(21日の試合結果/試合後記載)
注目の山本由伸投手のデビュー戦は、1回5失点ノックアウトというほろ苦いものとなりました。
先頭バッターに初球の真ん中直球をライト前に痛打され、出鼻をくじかれたように見えました。
制球力が極めて高い筈の山本投手ですが、制球がままならず、バッターに球種を絞られて待たれ、痛打されるという展開、メジャーの洗礼を受けました。調子が悪かったということなのでしょう。
アメリカに戻り28日(現地)に再開されるドジャースのカード、今後の活躍に期待しましょう。
試合の方は乱打戦になり、11対15でドジャースは負け、パドレスが逃げ切りました。
大谷翔平選手はライトフェンス際への惜しい当たりが2本ありましたが、5打数1安打、犠牲フライの打点1という結果です。初対戦となった松井裕樹投手からはライトフェンス際への大飛球、打球は384フィート(約117メートル)飛んでいて、データサイトによるとMLB30球団の本拠地であれば、ドジャースタジアムを含む13球場で本塁打になっていた打球だったとされました。
大谷翔平の新天地ドジャースでの今年の成績は? ホームラン数は?
大谷翔平選手の新天地ドジャースでの今年の成績はどうなるでしょうか?
大谷選手のホームラン数は何本になるのでしょうか?
大谷翔平選手は今年は打者に専念することから、投手としての負担が無く、大谷選手史上最高の成績を期待する声が多く聞かれます。特に、キャンプで走塁に力を入れている様に見えることから、「40本塁打、40盗塁」を期待する声が多いようです。
私としては、三冠王を狙って欲しいと思います。打線が強力なドジャースならば、勝負を避けられることも張り、走者を置いての打席も増えると思われ、打点やホームラン数は大幅に伸びる余地があると思います。後は、打率を上げることができれば、三冠王も視野に入ってくると思います。
また、リーグはナ・リーグにかわりましたが、一昨年のヤンキースのアーロン・ジャッジ選手の記録(62本塁打)を超えることを狙って欲しいと思います。
まとめ
半年ぶりのMLBですが、ワクワクしています。
1戦目の大谷翔平選手とダルビッシュ有投手の日本人対決、2戦目の山本由伸投手のMLBデビューと、私たち日本人にとっては見逃せない韓国ソウルシリーズ、開幕2連戦となります。
今シーズンの大谷翔平選手を始め、日本人選手の活躍を願って、一生懸命応援したいと思います。
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